自己紹介
現在は建築系のシステム開発会社に勤務しています。
プログラミング歴は6年で、Revit・Web・Unityをそれぞれ2年ずつ程度です。
大学院では建築を専攻したので、その影響で建築関係のシステム開発がメインとなっています。
保有資格は二級建築士と応用情報技術者です。
Revitを扱う機会が多いため、当ブログではRevit周辺の技術について紹介します。
投稿する記事
このブログでは以下を中心に投稿します。
- Revit
- Revitアドイン
- Dynamo
- Autodesk Platform Services(APS)
Revit
Revitは、建築、構造、MEP(機械、電気、配管)設計の専門家向けのBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアであり、Autodesk社によって開発されました。
ユーザーは、3Dで建物とそのコンポーネントをデザインし、その情報から2D図面や他のドキュメントを生成することができます。
また、Revitは建築情報を中心に、エネルギーアナリシス、構造分析、工程計画など、建築プロジェクト全体のライフサイクルをサポートします。
このように、Revitは単なる3Dモデリングツールではなく、設計情報の管理とコラボレーションを強化するための包括的なプラットフォームとして利用されています。
Revitは数あるBIMソフトウェアの中でも高いシェアを誇っており、BIMソフトウェアの代表格ともいえます。
詳しくはコチラ
Revitアドイン
Revitアドインは、Revitの基本機能を拡張またはカスタマイズするためのプログラムやツールです。
これらのアドインは、特定のタスクを自動化するマクロ、特定の機能を提供するユーティリティ、または特定の業界やプロセスに特化した高度なツールとして作成されます。
RevitのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)を使用して開発されるため、直接Revitのユーザーインターフェースやデータ構造と連携します。
これにより、設計、解析、ドキュメンテーションのプロセスが効率化され、ユーザーは特定のニーズや要件に応じてRevitの機能を拡張できます。
詳しくはコチラ
Dynamo
DynamoはRevit環境内でビジュアルプログラミングを実現するオープンソースツールです。
ノードベースのインターフェースを使用して、ユーザーはデータの流れやカスタムの設計ロジックを視覚的に構築できます。
Dynamoを利用することで、設計、解析、自動化タスクなどの複雑なプロセスを簡単にカスタマイズしたり、最適化することができます。
また、プログラミングの知識がないユーザーも、Revitモデルのパラメトリックな操作やデータの管理を行うのにDynamoを利用することができ、高度なカスタマイズと拡張性を実現します。
詳しくはコチラ
Autodesk Platform Services(旧Forge)
Autodesk Platform Services(APS)はAutodesk社が提供しているWebサービスAPI群の総称です。
APSで何ができるのか?
- 誰もがWeb上で3Dモデルを閲覧できる
- BIMの属性情報を利用できる
1つ目に関して、今までに3Dモデルを閲覧する際は、Revitを始めとする専門のソフトウェアが必要でした。
そのため、3Dモデルを見るだけでもハードルが高いという問題がありました。
APSを利用することで誰もが簡単に、Web上で3Dモデルを見ることができます。
2つ目に関して、Revitには個々のエレメントにIDが振られています。
このIDに紐付いて、エレメントの寸法や型番(属性情報)が登録されています。
APSを利用することで、この属性情報を利用した表現がWeb上で可能になります。
詳しくはコチラ